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オギャ〜〜〜〜〜

自転車を漕ぐ

 大学を卒業してもうすぐ3年経つ。今日展示を見に行ったら展示を見に来ていた恩師に会って、互いに見あって生存確認をした。大したことは喋らなかったし、別に喋ることもないんだけどなんか良かった。京都に残りきれなかった自分も、とりあえず東京で生きていけている。9月に正社員になって、もうすぐ半年が過ぎる。仕事面でも制作進行したり3~4人のマネジメントをしたりするなど以前と比べたら明らかにやれることが増え自信もついた。労働は自分の技能に対してすごく負荷があるような内容ではないし、だからこそ続けられていると思う。会社選びも運が良かったと思う。みんな人が良いし、自社プロダクトも思想的に理解できるので、安心して働けている。親はいまだに自分が正社員になって家賃を払って一人暮らししているのが感慨深いようで時折褒められる。自分もとりあえず自分を支えられる状態になれて良かったと思う。

 卒業したての頃のお金どうするんだみたいな不安は無くなった。在学時に作っていたものは売れる気がしなかったし、売るイメージも持てなかった。卒業制作は今でも自分の中ですごく大事だし、しかしどう考えても売れない。(自分の通っていた学校では作品に値段をつける風習があったが自分はつけていない)
 在学時から自分はどうにかお金を準備してきて器用な友人に依頼して実際の作業をやってもらう、みたいなことをやっていて友人に「金を持ってきて発注するタイプか」と言われていた。これからは基本的にこれを自分でやっていくのだ。私がそれなりに金を稼ぎ、私とともにやっていく。定期的な収入を得られるようになってようやく足場ができた感覚だ。

 今日も展示にいってなかったら恩師に会わなかっただろうし、恩師だってたまたま京都から出張できていて、ほんとに変な感じだ。ゆっくりで良いので続ける努力をする。意思を持ち続ける。これは自分がおもろいと思い続けていることだから。

 

まざまざと卒制のことを思い出して自分で見返したので貼っておこうと思います。海は福島の海で、ペットボトルの水はその海の水、地図の動画は常磐線津波の影響で途切れたため代行バスで移動する過程をGPSが動く様子で記録しています。